9.「人事評価制度規程」の策定

 

 「人事評価制度」そのものを設計する手順を課題ごとに取り
上げてきました。

 

 その内容は、「人事評価制度規程」(「人事評価規程」)に

まとめます。

 

 人事評価をする人、される人、制度を管理する部門に所属す
る人、全員が理解し、この規定に従って、この制度に関わって
いきます。

 

 実際の評価作業に用いる<人事評価表><人事評価シート>
も規程に関するものですから、このステップに組み入れていま
す。

 

 この規程とは別に、人事評価制度に関する業務についての
<職務基準書>があれば理想なので、付け加えています。

 

9-1 人事評価表の作成


 このフェーズで準備してきた、種々の項目・要素を、一つのフォームに
「人事評価表」としてまとめ上げます。

 このシートを用いて、自己評価(本人評価)から一次評価・二次評価を
行い、調整評価を経て、評価の決定(査定)まで行います。
 またこのシートが、本人と上司とのコミュニケーションの道具としても
用いられます。

 

 そのシートのデザインは、評価制度の内容、企業の経営管理システムな
どに応じて、実際に用いられるように、設計することにしています。

 

 ひな形・定型をここでは敢えて示さないことにしておきたいと思います。
 

9-2 職務基準書の作成

 

 この文書は、優先順としては後回しでもかまいません。

 

 人事評価業務の内容と実施方法などを整理し、初めて

この業務に関わる人が、これを読めば、人事評価業務を

理解し、実行できるようにするのが目的です。

 

 ただ初めに、「人事評価制度規程」を読めば、全員が

人事評価実務とどうつながっているか、どう行動すれば

よいかについて理解できると思います。

 

 基準書は、人事評価に関する業務すべてについて書い

たもので、人事制度担当部門と評価者にとって必要なも

のと言えます。

 

 全社・全体の「業務分掌規程」「職務権限規程」「職

務基準書」などの管理基準体系の一部と言えます。

 

9-3 人事評価制度規程の策定

 

 「人事評価制度規程」(または「人事評価規程」)を
評価する人、評価される人、どちらも理解しておく必要

があります。

 

 規程全文の事例を別途紹介しますが、ここでは、規程

の構成をイメージとしてもってもらえるよう、目次だけ

の事例を掲載しておきます。

  

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『人事評価制度規程』構成事例 (項目体系のみ)

 

第1章 総則 
    ・目的
    ・基本方針z
    ・適用評価対象者 
第2章 評価項目
    ・目標設定・評価シート
    ・評価区分

    ・勤務態度評価

    ・職務遂行度評価  

    ・業績達成度評価
    ・任意課題評価  
      ・評価項目の重要度比重配分
    ・評価項目の変更
第3章 評価基準及び評価ランク
    ・評価項目別評価点
      ・評価項目別評価点基準
      ・評価区分別評点

    ・総合評価
    ・5段階評価ランク      
第4章 評価期間及び評価実施時期
    ・評価期間                 
    ・夏期賞与査定年間評価

    ・冬期賞与査定上期評価

    ・プロセス評価及び面接

    ・新事業年度開始時の面接
第5章 評価手順及び評価実施方法
    ・評価手順及び評価の公正 
    ・評価における注意事項   
    ・自己評価実施上の留意点

    ・一次評価実施上の留意点

    ・二次評価実施上の留意点

    ・面接実施上の留意点    
第6章 評価結果の運用
    ・組織業績評価

    ・賞与業績査定運用
    ・職能資格運用        
    ・組織目標達成管理
    ・個人別指導及び自己開発

第7章 その他 
    ・人事異動時の取扱い

    ・人事評価対象者の特例

    ・審査  
    ・評価者研修

    ・多面評価

 

私、大野晴夫がお手伝いします。
私、大野晴夫がお手伝いします。