4.評価期間・実施時期の設定

 

 ここまで、

 

 だれを、なにを、どのように 評価するかについて順に考えて

きました。

 

 今回は、いつからいつまでの期間について、いつ評価するか、

を課題に

します。

 

 

 人事評価制度導入・運用の目的と基本方針には

 

 給与や賞与の査定、経営計画の達成・実現、人事管理・組織管

理への活用などがありました。

 

 それらの運用や管理を考えると、やはり、事業年度のサイクル

を単位として評価を行うことが望ましいことが分かります。

 

 1年に1回。

 

 それでも構いませんが、評価は、1年間のプロセスで、時々進

捗度や順調に業務が行われているか、問題が発生していないか、

困ったことが起こっていないかなどを確認し、話し合っておくこ
とが必要です。

 

 定期的なプロセス・コミュニケーションとしては、月度ごとが

理想ですが、人事評価制度の運用としては、半期=上期の評価を

間に入れ、年間評価と2回あれば十分と思います。

 

 ただ、よりコミュニケーションを密に行い、相談や指導の公式

な機会を持つことはとても意義のあることです。

 

 そこで、私の場合、四半期ごとに、人事評価コミュニケを積極

的におこなうことを、制度規程にも盛り込むようにしています。

 

 日常業務での月度ミーティング、月度コミュニケーションの延

長線上で、四半期コミュニケーション兼評価コミュニケーション

を行ってはいかがでしょうか。

 

 

 一応、このステップで取り上げるのは、以下の3つの課題です。

 

4-1 上期評価と評価実施時期、設定

 

 人事評価の対象となる期間は、事業年度と一致してい
るのが基本です。

 

 ですから、1年のまとめとして1回行えばいいのです
が・・・。

 

 人事評価の目的は、経営計画と予算と、それとつなが
る組織と個人の年間目標の実行・実現でした。

 

                      1年間、終わるまで途中の確認も、指導も助言もなに

           も行わない。

 

            それで済めば、こんな楽なことはないですね。

 

                               そこで、最低限、最少限、1年の半分、上期が終わっ

                              た時点で、半年間の状況・実績の集計・評価を行います。

 

                               その結果・評価をもとに、残りの半期で確実に計画を

                               達成できるようコミュニケーションを行いましょう。

 

           実施時期は、業績データが集約される時期によって決め

          られることになりますが、できるだけ下期開始1週間以

          内、遅くとも2週間以内に、下期の課題設定・確認を行う

          ことと併せてスケジューリングしてください。                                

 

           賞与の査定と結びつけて人事評価を行う制度としている

          場合、上期評価結果を、評価実施後の直近の賞与支給時に

          反映させるようにします。

 

4-2 年間評価と評価実施時期、設定

 

 先に述べましたが、人事評価のまとめは、事業年度単

位ですから、1年に1度、事業年度が終了してその結果

を対象に行うのが基本です。

 

 12月末が決算日ならば、1月の初め。

 

 3月31日が決算の場合は、4月の初め。

 

 なのですが、この事業年度評価システムの最大の課題

は、事業年度が新しくなる際に、ほとんどの企業・事業

では、組織変更や人事異動が行われることにあります。

 

 事業年度が替わった時に、評価する立場の上司も替わ

ってしまっている。

 

 そのため、1年間のまとめの評価の伝達・説明の面接

を行いにくいのです。

 

 という事情から、数値予算と結果の集計は、その期間

が終わらなければ出ないので無理ですが、業務課題・職

務内容についての<職務評価>や<勤務態度評価>は、

年度の最終月度に行っても、さほど問題はないと思われ

ます。

 

 そこで、最終月度に評価を済ませるか、ほぼまとめ上

げる程度まで行っておくか、とします。

  

4-3 年度替わり時の評価実施時期の調整


 年間評価は、1年間の事業・業務活動が終ってから行う

のが基本です。

 

 しかし、多くの企業・組織では、事業年度サイクルで、

組織変更や人事異動を行います。

 

 これは、人事評価制度上の課題の一つです。

 

 前期の評価と年間評価面接実施時期が、新年度の計画

立案と通達、個人ごとの目標課題設定などのためのコミ

ュニケーションを行うべき時期と重なります。

 

 ここは、まず、当期の評価作業を優先し、二次評価と

全社調整を行ったうえで予定の面接を行うようにしまし

ょう。

 

 そのためにも、評価は、<職務評価>と<勤務態度評

価>は前倒しのスケジュールで行っておきます。

 

私、大野晴夫がお手伝いします。
私、大野晴夫がお手伝いします。